牡丹皮とは?
ぼたんぴ
牡丹皮(ぼたんぴ)とは、ボタン科ボタンの根皮を乾燥させた生薬で、血の滞りを改善し炎症・のぼせ・月経不順に用いられる活血化瘀薬です。
牡丹皮(ぼたんぴ)は、ボタン科の植物Paeonia suffruticosa(ボタン)の根の皮を乾燥させた生薬です。中国原産で、古代から観賞用として栽培されてきたボタンの根皮が薬用に供されます。芍薬の根を用いる「芍薬(しゃくやく)」とは別の生薬であり、混同しないよう注意が必要です。
主要成分にはペオノール(paeonol)・ペオニフロリン・没食子酸などが含まれ、現代薬学の研究では次のような作用が確認されています。
- 抗炎症・解熱作用:シクロオキシゲナーゼ阻害などの機序
- 抗血小板・血行促進作用:血の滞り(瘀血)の改善
- 抗菌・抗真菌作用
- 免疫調整作用
漢方医学では「清熱凉血・活血化瘀」の薬とされ、のぼせ・ほてり・月経不順・生理痛・更年期症状・腹痛などに適用されます。六味丸・桂枝茯苓丸・大黄牡丹皮湯・加味逍遙散など、婦人科系や清熱系の処方に広く配合されています。
使い方・例文
牡丹皮は「桂枝茯苓丸」や「六味丸」の成分として知られ、月経不順やのぼせ・更年期障害向け漢方薬の成分表示でよく目にします。
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