芍薬とは?
しゃくやく
芍薬(しゃくやく)とは、ボタン科の多年草で、初夏に大輪の花を咲かせる観賞植物であり、漢方薬の重要な生薬としても広く用いられています。
芍薬(しゃくやく)はボタン科ボタン属の多年草で、学名をPaeonia lactifloraといいます。中国北部・シベリア・モンゴルなどが原産で、日本には古くから薬用・観賞用として伝わりました。初夏(5〜6月頃)に白・ピンク・赤などの大輪の花を咲かせます。
よく混同されるボタン(牡丹)と芍薬の違いとして、ボタンは木本(落葉低木)であるのに対し、芍薬は草本(多年草)で冬には地上部が枯れます。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉で、芍薬は凛と立つ女性の美しさに例えられてきました。
漢方医学における芍薬の根は重要な生薬で、次のような用途に使われます。
- 鎮痛・鎮痙作用:筋肉のけいれんや腹痛の緩和
- 補血・養血:血液を補い、月経不順や貧血に対応
- 代表的な処方:桂枝茯苓丸・当帰芍薬散・芍薬甘草湯など
観賞植物としての芍薬は切り花としても人気が高く、ブーケや生け花に多用されます。花言葉は「はにかみ」「恥じらい」「誠実」などで、その優雅な姿から贈り物としても広く愛されています。
使い方・例文
「病院で処方された漢方薬の成分表に芍薬と記されており、筋肉の緊張をほぐし月経痛を和らげる目的で配合されていた。」
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