茯苓とは?
ぶくりょう
茯苓とは、マツなどの根に寄生するサルノコシカケ科のキノコを乾燥させた生薬で、利水・安神の効能を持つ漢方の基本薬材です。
茯苓(ぶくりょう)とは、マツ(アカマツ・クロマツなど)の枯れた根や地中に埋まった根に菌根として形成されるサルノコシカケ科のキノコ(Wolfiporia extensa、旧学名 Poria cocos)を乾燥させた生薬です。地面の下に塊状に育ち、断面が白色または淡褐色の固い塊として知られています。
漢方・中医学において茯苓は非常に多用される基本薬材のひとつで、以下のような効能・効果があるとされています。
- 利水滲湿(りすいしんしつ):余分な水分を排出し、むくみや排尿異常を改善する
- 健脾(けんぴ):消化器系(脾胃)を整え、食欲不振・下痢を改善する
- 安神(あんじん):精神を落ち着かせ、不眠・動悸・不安を和らげる
茯苓が配合される代表的な漢方処方には、「六君子湯(りっくんしとう)」「八味地黄丸(はちみじおうがん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」などがあります。
現代の研究でも、β-グルカンなどの多糖類を含み、免疫調節・抗酸化作用などの活性が注目されています。中国・日本・韓国などで薬局や健康食品の素材として広く流通しています。
使い方・例文
漢方薬局で処方される「桂枝茯苓丸」や「六君子湯」に茯苓が含まれています。健康食品の成分表示や漢方の教科書でも頻繁に登場する基本薬材です。
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