当帰芍薬散とは?
とうきしゃくやくさん
当帰芍薬散とは、血行を整え体を温める作用をもつ漢方処方で、主に女性の冷えや月経不順に用いられます。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、日本や中国で長く用いられてきた漢方薬の処方のひとつです。当帰・芍薬・川芎・茯苓・蒼朮・沢瀉の6種類の生薬から構成されており、その名称はおもな成分である「当帰」と「芍薬」に由来します。
漢方医学では、体内の「気・血・水」のバランスを整えることが健康の要と考えます。当帰芍薬散は「血」の流れを良くし「水」の偏りを整えることで、冷えや貧血、むくみなどを改善する処方とされています。とくに体力が低下した「虚証」の人に向くとされ、無理に体を刺激せず穏やかに働きかけるのが特徴です。
主に次のような症状や体質に用いられます。
- 月経不順・月経痛・月経前症候群(PMS)
- 更年期に伴う冷えやのぼせ
- 貧血傾向・めまい・立ちくらみ
- 足腰の冷えとむくみ
現代では保険適用の漢方製剤として広く流通しており、産婦人科や内科で処方されることも多いです。ただし、妊娠中の使用や他の薬との併用については必ず医師・薬剤師に相談する必要があります。自然由来の生薬とはいえ、体質や症状によっては合わない場合もあるため、専門家の指導のもとで服用することが大切です。
使い方・例文
冷え性で月経痛が強い20〜40代の女性が婦人科を受診した際、当帰芍薬散を処方されることがあります。また、更年期の不調や産後の体力回復に用いられることもあります。
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