川芎とは?
せんきゅう
川芎とは、セリ科の多年草の根茎を乾燥させた生薬で、血行促進・鎮痛・頭痛改善の効能を持つ漢方の要薬です。
川芎(せんきゅう)は、Cnidium officinale(センキュウ)の根茎を乾燥させた生薬です。独特の強い芳香と辛みを持ち、漢方医学では「気中の血薬・血中の気薬」とも呼ばれるほど、気と血の両方に働きかける重要な生薬とされています。
中国・日本において古くから用いられており、特に婦人科系疾患や頭痛・神経痛の治療に重宝されてきた歴史があります。日本では北海道や長野県などで栽培されています。
川芎の主な効能は次の通りです。
- 活血化瘀:血行を促進し、瘀血(おけつ、血液の滞り)を改善
- 行気開鬱:気の流れを整え、気鬱(抑うつ)を解消
- 祛風止痛:頭痛・偏頭痛・神経痛・関節痛の緩和
- 月経不順・月経痛・産後の不調の改善
川芎は「四物湯(しもつとう)」「当帰芍薬散」「葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」など、多くの漢方処方に配合される基本生薬のひとつです。現代医学的には、フタリドやアルカロイドなどの有効成分が血管拡張・血小板凝集抑制などに関与することが研究されています。
使い方・例文
頭痛や肩こりに処方される漢方薬の成分表や、婦人科系の漢方処方の説明書に「川芎」の名前が記載されている場面でよく目にします。
この用語をシェア
最終更新: