副腎皮質束状帯とは?
ふくじんひしつそくじょうたい
副腎皮質束状帯とは、副腎皮質の中間層に位置し、糖質コルチコイドを産生する重要な内分泌組織です。
副腎皮質束状帯(ふくじんひしつそくじょうたい)は、副腎皮質を構成する三層のうち最も厚い中間層のことです。副腎皮質は外側から球状帯・束状帯・網状帯の順に並んでおり、それぞれ異なるホルモンを産生する役割を担っています。
束状帯は副腎皮質全体の約75〜80%を占め、細胞が柱状に配列しているのが特徴です。この層の主な機能は糖質コルチコイド(グルcocorticoid)の合成・分泌であり、代表的なホルモンとしてコルチゾールが挙げられます。コルチゾールは血糖値の調節、免疫反応の抑制、ストレス応答など生命維持に欠かせない多彩な作用を持ちます。
束状帯の細胞はコレステロールを原料としてステロイドホルモンを合成します。この過程は脳下垂体前葉から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によって調節されており、ACTHの増減に応じて束状帯細胞の活性が変化します。
束状帯に関連する主な疾患としては以下のものがあります。
- クッシング症候群:コルチゾール過剰産生による肥満・高血圧・糖尿病
- アジソン病:副腎皮質全体の機能低下による倦怠感・低血圧
- 副腎腫瘍:束状帯由来の良性・悪性腫瘍
使い方・例文
健康診断や内分泌専門外来では、血中コルチゾール値やACTH刺激試験を用いて副腎皮質束状帯の機能を評価します。クッシング症候群が疑われる患者では、この層の過剰活動が原因として検討されます。
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