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写像度とは?

しゃぞうど

写像度とは、連続写像がある点の周りを何回巻き付くかを整数で表す位相数学の概念です。

写像度(degree of a map)は、位相数学微分位相幾何学における重要な不変量で、2つの多様体の間の連続写像の「巻き付き回数」を整数値で表したものです。直感的には、目標空間の一点を像空間がどれだけ覆うかを符号付きで数えたものと考えられます。

最も基本的な例は、単位円 S^1 から S^1 への写像 f(z) = z^n で、この場合の写像度は n になります。n が正なら反時計回り、負なら時計回りに n 回巻き付いていることを意味します。

より一般に、n 次元閉多様体の間の滑らかな写像では、正則値の逆像の点それぞれにヤコビ行列式の符号(±1)を付けて足し合わせることで写像度が定義されます。この値はホモトピー不変量であり、写像を連続的に変形しても変わりません。

写像度の主な応用には次のものがあります。

  • ブラウアーの不動点定理の証明
  • 代数方程式の根の個数の評価
  • 物理学におけるトポロジカル欠陥や渦の分類
  • 非線形偏微分方程式の解の存在証明

写像度が 0 でない写像は必ず全射となるため、解の存在を示す強力な道具となっています。

使い方・例文

平面内の閉曲線がある点の周りを何周するかを調べる「回転数」は写像度の最も身近な例で、複素解析や流体力学の渦の強さを議論する場面でも活用されます。

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