修正ユリウス日とは?
しゅうせいゆりうすび
天文学で用いられるユリウス通日を簡略化した日付表示システムで、1858年11月17日を起点(0日)とする通し番号です。
修正ユリウス日(Modified Julian Date、略称 MJD)は、天文学・宇宙工学・測地学などの分野で使われる連続した日付の通し番号システムです。ユリウス通日(JD)を基に、より扱いやすく改良したものです。
まずユリウス通日(Julian Day Number / JD)とは、紀元前4713年1月1日の正午を起点(JD = 0)として、以降の日時を連続した数値(小数も含む)で表す天文学上の時刻システムです。暦の違い(グレゴリオ暦・ユリウス暦など)に左右されず、長期間にわたる日時の計算・比較を容易にするために考案されました。
しかしJDの数値は現代では240万台の大きな数になり、扱いにくさがありました。そのため1957年の国際天文連合(IAU)の取り決めにより、
MJD = JD − 2400000.5
という定義で修正ユリウス日が導入されました。起点は1858年11月17日 0時00分(UTC)に相当します。
MJDの主な特徴は以下のとおりです。
- JDより数値が約240万小さく、桁数が少なくて計算しやすい
- 起点が正午ではなく真夜中(0時)なので現代の暦との整合が取りやすい
- 人工衛星の軌道計算・GPS時刻管理・電波天文学などで広く使用される
一般生活で登場することはほとんどありませんが、衛星測位や天文観測のデータを扱うエンジニア・研究者には必須の知識です。
使い方・例文
人工衛星のテレメトリデータや天文観測の記録には「MJD 60000」のように修正ユリウス日で日時が記されることがあり、そのMJD値から暦の日付を計算して照合する作業が行われます。
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