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亜熱帯高圧帯とは?

あねったいこうあつたい

熱帯高圧帯とは、緯度20〜30度付近に形成される帯状の高気圧域で、世界の主要な砂漠地帯や安定した晴天域を生み出す大気循環の要です。

熱帯高圧帯(あねったいこうあつたい)とは、南北両半球の緯度約20〜30度の範囲に帯状に分布する恒常的な高気圧の帯のことです。亜熱帯高圧帯・中緯度高圧帯とも呼ばれます。

成り立ちと仕組み
赤道付近では強い日射によって暖められた空気が上昇し、上空で南北方向に広がります。この空気は緯度20〜30度付近で冷却・沈降し、地表付近で高圧帯を形成します。この大気循環のパターンは「ハドレー循環」と呼ばれ、地球規模の熱輸送を担っています。

具体的な影響
亜熱帯高圧帯の下では空気が下降するため雲が発生しにくく、乾燥した晴天が続きます。このため、以下のような地帯と重なります。

  • サハラ砂漠(北アフリカ)
  • アラビア半島の砂漠地帯
  • オーストラリア中部の乾燥地帯
  • 北アメリカのモハベ砂漠付近

日本への影響
夏に太平洋高気圧(小笠原高気圧)が日本列島に張り出すのも、亜熱帯高圧帯が季節によって北上するためです。日本の夏の高温多湿な天気や梅雨明け後の晴天と深く関わっています。気候変動に伴い、この高圧帯の勢力や位置が変化することで、各地の降水パターンや熱波の頻度にも影響が生じると指摘されています。

使い方・例文

地理の授業でサハラ砂漠が乾燥している理由を学ぶとき、亜熱帯高圧帯の影響として説明されます。また、日本の夏の天気予報で「太平洋高気圧が張り出す」と言われる現象の背景としても登場します。

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