乳腺穿刺吸引細胞診とは?
にゅうせんせんしきゅういんさいぼうしん
乳腺穿刺吸引細胞診とは、乳房のしこりに細い針を刺して細胞を吸引採取し、がん細胞の有無を顕微鏡で調べる検査法です。
乳腺穿刺吸引細胞診(にゅうせんせんしきゅういんさいぼうしん、Fine Needle Aspiration Cytology:FNAC)は、21〜25ゲージほどの細い注射針を乳房の病変部に刺し、シリンジで陰圧をかけながら細胞を吸引採取して、スライドガラスに塗抹・染色したうえで細胞形態を顕微鏡観察する検査法です。
検査の主な流れは次のとおりです。
- 触診または超音波で病変を確認し、穿刺部位を決定する
- 皮膚を消毒し、局所麻酔なしまたは表面麻酔下で針を刺入する
- シリンジを引いて陰圧を維持しながら針を複数回動かして細胞を吸引する
- 吸引物をスライドガラスに広げて固定・染色し、細胞診専門医が判定する
結果は通常「良性」「悪性」「境界病変」「判定不能」などのカテゴリで報告されます。細い針を使うため患者への負担が少なく、外来でその日のうちに完結できます。ただし採取できる情報は細胞形態のみで、組織学的な浸潤性の有無などはわかりにくいため、近年はより多くの組織情報が得られるコア針生検(CNB)が補完的または代替手段として用いられることも増えています。乳がんの早期診断や術前評価における重要な検査ステップの一つです。
使い方・例文
「マンモグラフィでしこりが見つかり、乳腺穿刺吸引細胞診を受けたところ悪性細胞が検出され、さらに詳しい組織検査へ進むことになった」という形で使われます。
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