世界遺産登録とは?
せかいいさんとうろく
世界遺産登録とは、ユネスコが「顕著な普遍的価値」を持つと認定した自然・文化の場所を世界遺産リストに載せることです。
世界遺産登録とは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1972年に採択した「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」に基づき、顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value)を持つとされる遺産を世界遺産リストに記載する手続きおよびその結果をいいます。
登録には大きく三つのカテゴリーがあります。
- 文化遺産:遺跡・建造物・歴史地区など人類の文明が生み出したもの
- 自然遺産:地形・生態系・絶景など地球の自然が育んだもの
- 複合遺産:文化と自然の両方の価値を兼ね備えるもの
登録のプロセスは、各国政府がユネスコへ推薦書を提出し、国際記念物遺跡会議(イコモス)や国際自然保護連合(IUCN)による現地調査・評価を経て、世界遺産委員会が最終的に可否を審議するという流れを取ります。登録には10項目の登録基準のうち少なくとも一つを満たすことが必要です。
登録後は保全状況が継続的にモニタリングされ、深刻な危機にある遺産は「危機遺産リスト」に記載されることもあります。日本では屋久島・法隆寺地域が1993年に最初に登録され、その後も継続的に新規登録が行われています。登録は観光振興・保全意識の向上・国際的認知度の向上に寄与する一方、オーバーツーリズムなど新たな課題も生む場合があります。
使い方・例文
「富士山が世界遺産登録された」という表現のように、候補地がユネスコの審査を通過して正式に世界遺産リストに記載されたことを指す。登録を機に保全体制の整備や観光客の増加が生じることが多い。
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