下弦とは?
かげん
下弦とは、月が満月を過ぎて新月に向かう途中、半分だけ輝いている状態(下弦の月)を指す天文用語です。
下弦(かげん)とは、月の満ち欠けの過程において、満月から新月へと移行する途中の位相を指します。月が地球の周りを公転するにつれて、地球から見える月の輝く面積は日々変化します。この変化を「月相」と呼びます。
満月を過ぎると月は少しずつ欠け始め、やがて右半分だけが輝く状態になります。この状態を下弦の月と呼び、月齢はおおよそ22〜23日にあたります。一般に、下弦の月は夜半過ぎに東の空から昇り、夜明け頃に南の高い空に見え、正午頃に沈みます。
「弦」は弓の弦(つる)に見立てた呼び方で、半月の形が弓を張った状態に似ていることに由来します。下弦の月では弦(直線部分)が下側を向き、上弦の月では弦が上側を向きます。この向きの違いが名前の由来です。
月の満ち欠けは農業や漁業の暦として古くから利用されてきました。下弦の時期は夜中に月が昇るため、明け方の空が明るくなり、農作業や航海のタイミングを測る目安となっていました。現代でも潮の満ち引きと月相は密接に関係しており、下弦の頃の潮汐を理解することは漁業や海洋調査に役立てられています。
使い方・例文
「下弦の月が南の空に輝く早朝、空がうっすらと明るみ始めた」のように、夜明け前後の情景描写として使われることが多いです。
この用語をシェア
最終更新: