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上腸間膜動脈とは?

じょうちょうかんまくどうみゃく

腸間膜動脈とは、腹部大動脈から分岐して小腸・大腸の大部分に血液を供給する重要な動脈です。

腸間膜動脈(じょうちょうかんまくどうみゃく、Superior Mesenteric Artery:SMA)は、腹部大動脈から分岐する主要な内臓動脈のひとつです。第1腰椎付近のレベルで腹腔動脈のすぐ下から分岐し、腸間膜の中を走行しながら腸管に血液供給します。

支配する領域は非常に広く、主な供給先には以下が含まれます。

  • 空腸・回腸(小腸のほぼ全域)
  • 上行結腸・横行結腸右半部(大腸の一部)
  • 回盲部・虫垂
  • 膵臓頭部の一部

上腸間膜動脈はこれらの器官に対して複数の分枝(空腸動脈・回腸動脈・回結腸動脈・右結腸動脈・中結腸動脈など)を出しながら支配領域を網羅しています。

臨床的に重要なのは、上腸間膜動脈閉塞症(SMA閉塞)です。血栓や塞栓によってこの動脈が閉塞すると、広範な腸管の虚血・壊死が起こり、生命を脅かす緊急事態となります。また上腸間膜動脈症候群では、血管と脊椎の間に十二指腸が圧迫されて通過障害を引き起こします。画像診断(CTアンギオグラフィーなど)や血管外科手術において頻繁に評価される血管です。

使い方・例文

「CTスキャンで上腸間膜動脈の走行に異常が見られた」というように、腹部の血管疾患や消化器外科手術の解説・診断レポートで登場する用語です。

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