ロングマーチ5型とは?
ろんぐまーちごがた
ロングマーチ5型とは、中国が開発した大型ロケットで、大型衛星や月・火星探査機の打ち上げを担う中国の主力重量級ロケットです。
ロングマーチ5型(長征5号、CZ-5)は、中国国家航天局(CNSA)とロケット推進研究院が開発した、中国初の大型液体燃料ロケットです。環境負荷の大きかった従来の有毒燃料(UDMH・四酸化二窒素)から脱却し、液体酸素と液体水素・ケロシンを主推進剤とするクリーンな燃焼システムを採用した点が大きな特徴です。
全高は約57メートル、低軌道(LEO)への打ち上げ能力は約25トン、静止遷移軌道(GTO)への能力は約14トンで、中国のロケットの中で最大の打ち上げ能力を持ちます。コアステージとともに4本の液体燃料ブースターを束ねた構成で、強力な推力を発生させます。
ロングマーチ5型は中国の宇宙開発における重要な節目を担ってきました。主な実績には以下が挙げられます。
- 嫦娥5号(月面サンプルリターン)の打ち上げ
- 天問1号(火星探査機)の打ち上げ
- 中国宇宙ステーション「天宮」の主要モジュール打ち上げ
2017年には2号機の打ち上げ失敗を経験しましたが、その後改良を重ねて信頼性を回復し、中国の深宇宙探査・宇宙ステーション構築計画の根幹を支えるロケットとして不可欠な存在となっています。
使い方・例文
「嫦娥5号は2020年11月にロングマーチ5型で打ち上げられ、月のサンプルを地球に持ち帰ることに成功した」のように、中国の宇宙ミッション紹介で用いられます。
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