朱雀2号とは?
しゅじゃくにごう
朱雀2号とは、中国の民間宇宙企業・蓝箭航天(ランドスペース)が開発した液体燃料ロケットで、メタンを推進剤とするロケットとして世界初の軌道到達に成功しました。
朱雀2号(Zhuque-2、ZQ-2)は、中国の民間宇宙企業である蓝箭航天(ランドスペース、Landspace)が開発した2段式液体燃料ロケットです。液体メタン(LNG)と液体酸素を推進剤として使用しており、この組み合わせで軌道到達に成功した世界初のロケットとして注目されています。
メタンを燃料に用いるロケットは、再使用性の向上やエンジン整備の簡略化が期待できることから、SpaceXのスターシップやロケットラボのニュートロンなど世界各国の次世代ロケットで採用が進んでいます。朱雀2号はその先駆けとして実用的な軌道投入能力を実証しました。
朱雀2号の開発と飛行の概要は以下の通りです。
- 第1段エンジンには自社開発の「天鵲」(TQ-12)エンジンを使用
- 2022年の初号機打ち上げは軌道到達に失敗
- 2023年の2号機打ち上げで軌道到達に成功し、世界的な注目を集めた
- 中国の民間宇宙産業の技術力の高さを国際的に示す成果となった
朱雀2号の成功は中国の商業宇宙産業の急速な発展を象徴しており、国家主導のロケット開発に加えて民間企業が競争力を持ち始めた転換点として評価されています。
使い方・例文
2023年7月の打ち上げ成功後、蓝箭航天は朱雀2号の改良型や大型化したロケットの開発計画を発表しており、中国の商業衛星打ち上げ市場での存在感を高めています。
この用語をシェア
最終更新: