ロベルト・ムガベとは?
ろべるとむがべ
ロベルト・ムガベとは、ジンバブエの独立運動を主導し、同国初代首相・第2代大統領を長期にわたって務めた政治家です。
ロベルト・ムガベ(Robert Gabriel Mugabe、1924〜2019年)は、アフリカ南部の国ジンバブエ(旧ローデシア)の政治指導者です。白人少数政権による支配に抵抗する独立運動の中心的人物として台頭し、武装闘争を指導しました。
1980年の独立後、ムガベはジンバブエ初代首相に就任し、後に大統領制へ移行するとともに第2代大統領として国家を掌握しました。独立当初は人種和解・教育振興を重視した政策で国際的評価を受けましたが、権力が長期化するにつれ独裁的な統治スタイルが際立つようになりました。
2000年代以降に実施した大規模な農地改革(白人農場主からの強制収用)は経済を大きく混乱させ、世界最悪水準のハイパーインフレを引き起こしました。政権に批判的なメディアや野党への弾圧も相次ぎ、国際社会から経済制裁を受けました。
- 1980年:ジンバブエ独立・初代首相就任
- 1987年:大統領制移行とともに大統領就任
- 2000年代:急進的土地改革・経済崩壊
- 2017年:軍のクーデターにより辞任
晩年まで権力にしがみついたムガベですが、2017年に軍の介入(事実上のクーデター)で辞任を余儀なくされました。2019年に死去。独立英雄と独裁者という二面性を持つアフリカ現代史の象徴的人物として語り継がれています。
使い方・例文
アフリカの政治史を学ぶ際に、独立後の民主主義の課題や権威主義化の事例としてムガベはしばしば取り上げられます。またハイパーインフレの経済的事例研究でも頻繁に登場します。
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