ロブ・ノールの楼蘭遺跡とは?
ろぶのーるのろうらんいせき
ロブ・ノールの楼蘭遺跡とは、中国新疆のタクラマカン砂漠東部に残るシルクロードの古代オアシス都市国家の遺跡です。
ロブ・ノールの楼蘭遺跡(ろうらんいせき)とは、中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠東縁、かつての塩湖ロプノール(ロブ・ノール)近くに残る古代都市国家「楼蘭」の遺跡です。紀元前2世紀頃から紀元後4世紀頃まで栄えたと考えられており、シルクロードの重要な中継地として繁栄した歴史を持ちます。
楼蘭遺跡の特徴は以下の通りです。
- 仏塔(ストゥーパ)、住居跡、城壁跡などの遺構
- 木簡や絹織物、仏教関連遺物などの出土品
- 乾燥した砂漠環境により保存された木造建築の痕跡
- ミイラ化した古代住民の遺体(楼蘭の美女など)
楼蘭は漢代の中国と西域を結ぶ交易路の要衝でしたが、水源であったロプノール湖の水位変動や気候の乾燥化、政治的な変動などによって次第に衰退し、4世紀頃に放棄されたと考えられています。以来、砂漠に埋もれた「幻の都市」となり、20世紀初頭のスウェーデンの探検家スヴェン・ヘディンによる発見以降、世界的な注目を集めるようになりました。
現在、楼蘭遺跡は極めて過酷な自然環境にあり、一般の観光は事実上不可能ですが、シルクロード研究や東西交流史における最重要遺跡のひとつとして、学術的な調査が続けられています。
使い方・例文
「シルクロードの歴史を学ぶとロブ・ノールの楼蘭遺跡が古代の東西交流の中心地であったことがよくわかります。」のように、歴史・考古学の文脈で使われます。
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