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ルシャトリエの法則とは?

るしゃとりえのほうそく

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ルシャトリエの法則とは、化学平衡にある系に外部から変化を加えると、その変化を打ち消す方向に平衡が移動するという化学の基本原理です。

ルシャトリエの法則(ルシャトリエの原理)は、フランス化学アンリ・ルイ・ル・シャトリエが19世紀後半に提唱した化学平衡に関する法則です。「平衡移動の原理」とも呼ばれ、化学反応が動的平衡状態にある系への外部介入に対して、系がどのように応答するかを予測する上で非常に有用です。

平衡を移動させる主な外部要因には次のものがあります。

  • 濃度の変化:反応物の濃度を増やすと生成物を増やす方向に平衡が移動する。
  • 温度の変化:温度を上げると吸熱反応の方向に平衡が移動する。
  • 圧力の変化:圧力を上げると気体の物質量が減る方向に平衡が移動する。
いずれも「変化を打ち消す方向」という共通の原則があります。

この法則は工業的な化学プロセスの最適化に欠かせません。例えばアンモニア合成(ハーバー・ボッシュ法)では、収率を高めるために高圧・低温という条件を選ぶ判断にルシャトリエの原理が活用されます。また生体内の酸塩基平衡や酸素と血中ヘモグロビンの結合・解離にも同様の原理が働いています。高校化学から大学の物理化学まで幅広く学ばれる基礎概念であり、化学工学・環境化学・生化学など多くの応用分野の基礎となっています。

使い方・例文

「ルシャトリエの法則」は化学実験の結果を予測したり、工場での化学反応条件を設計する際に用いられます。高校化学の「化学平衡」の授業では、温度や圧力を変えると反応がどちらに進むかを考える問題としてよく登場します。

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