屈折現象とは?
くっせつげんしょう
「現象」の用語まとめを見る屈折現象とは、光や音などの波が異なる媒質の境界を通過するときに進行方向が折れ曲がる現象です。
屈折現象とは、光・音・電波などの波動が、伝わる速度の異なる二つの媒質の境界面に斜めに入射したとき、境界を超えた後に進行方向が変化する現象です。この向きの変化は、スネルの法則(屈折の法則)によって定量的に記述されます。入射角と屈折角の正弦の比は、二つの媒質の屈折率(または波の伝播速度の比)に等しいという関係です。
光の場合、空気中からガラスや水に進入すると速度が低下し、境界面に垂直な法線に近づく方向に曲がります。逆に、ガラスから空気に出ると速度が増加し、法線から遠ざかる方向に曲がります。この性質を利用したものがレンズであり、凸レンズは光を集め、凹レンズは光を発散させます。
身近な屈折現象の例として以下のものが挙げられます。
- 水中にあるストローが折れて見える現象
- プリズムが白色光を虹色に分離する分散現象
- 蜃気楼(空気の温度差による屈折)
- 眼鏡やカメラのレンズによる像の形成
光学機器の設計から医療用内視鏡、光ファイバー通信に至るまで、屈折現象の制御は現代技術の基盤となっています。
使い方・例文
プールの底が実際よりも浅く見えたり、コップに入れたスプーンが水面で折れ曲がって見えたりするのは、光の屈折現象によるものです。
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