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リパーゼとは?

りぱーぜ

リパーゼとは、脂肪(トリグセリド)を脂肪酸とグリセロールに分解する消化酵素で、膵臓や胃などで分泌されます。

リパーゼ(Lipase)は、脂質(主に中性脂肪=トリグセリド)を加水分解する酵素の総称です。「リパ(lipa)」は脂肪を意味するギリシャ語に由来します。ヒトの体内では主に膵臓、胃、腸などで産生・分泌されており、消化においてとても重要な役割を担っています。

消化の仕組みとして、食事で摂取した脂肪は小腸内で胆汁により乳化され、膵リパーゼによって脂肪酸とモノグリセリドに分解されます。この分解産物は小腸上皮から吸収され、リンパ管を経由して全身に運ばれます。

リパーゼには複数の種類があります。

  • 膵リパーゼ:消化の中心的役割を担う
  • 胃リパーゼ:胃内で一部の脂肪を先行して分解する
  • リポタンパクリパーゼ(LPL):血中の脂肪を脂肪組織や筋肉へ取り込む際に働く
  • ホルモン感受性リパーゼ(HSL):脂肪組織に貯蔵された脂肪をエネルギーとして動員する

医学的には、膵炎(すい炎)になると血中・尿中のリパーゼ値が著しく上昇するため、膵炎の診断指標として血清リパーゼ検査が広く用いられています。また産業的には、食品・洗剤・バイオ燃料などの製造にも微生物由来のリパーゼが活用されています。

使い方・例文

揚げ物を食べると膵臓からリパーゼが多く分泌され、腸内で脂肪が効率よく消化・吸収されます。膵炎が疑われるときは血液検査でリパーゼ値を測定して診断の参考にします。

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