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リチェルカールとは?

りちぇるかーる

リチェルカールとは、ルネサンスからバロック期に発展した対位法的な器楽曲の形式で、フーガの前身ともいわれます。

リチェルカール(Ricercar / Ricercare)は、イタリア語で「探求する・試みる」を意味する動詞に由来する器楽曲の形式です。ルネサンス後期からバロック前期(16〜17世紀)にかけて発展し、主にリュート・オルガン・クラヴィーアなどの鍵盤楽器や合奏のために作られました。

リチェルカールには大きく二つの様式があります。ひとつは即興的・技巧的な前奏曲風のもので、旋法の探求や楽器の音域を試すような自由な形式です。もうひとつは対位法を厳格に用いた多声部形式のもので、主題を各声部が模倣しながら展開する手法が特徴です。この後者の様式が後のフーガへと発展していきました。

バッハの「音楽の捧げもの(BWV 1079)」に含まれる「6声のリチェルカール」は、フリードリヒ大王から与えられた主題を用いた作品として有名で、複雑な対位法的技法を見せつける傑作です。この作品は、フーガとリチェルカールの関係を示す好例とも言われます。

現代の音楽史において、リチェルカールはルネサンス多声音楽からバロック期のフーガへと至る橋渡し的な役割を果たした形式として重要視されています。

使い方・例文

オルガンやチェンバロの演奏会で、バッハやフレスコバルディの作品として紹介されることが多く、対位法音楽の歴史を学ぶ際にも必ず登場する形式です。

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