ラーシド・ウッディーンとは?
らーしどうっでぃーん
ラーシド・ウッディーンはイル・ハン国に仕えたペルシャ人政治家・歴史家で、世界初級の世界史書『集史』を編纂したことで知られます。
ラーシド・ウッディーン(1247年ごろ〜1318年)はモンゴル系イル・ハン国に仕えたペルシャ人の宰相・歴史家で、本名をラシードゥッディーン・ファズルッラーフ・ハマダーニーといいます。ユダヤ系の家庭に生まれ、のちにイスラームに改宗し、イル・ハン国のガザン・ハンおよびウルジェイトゥ・ハンのもとで宰相を務めました。
彼の最大の業績は『集史(ジャーミウ・アッタワーリーフ)』の編纂です。この書はモンゴル史を核心としながら、中国・インド・イスラーム世界・ヨーロッパまでを含む世界規模の歴史書として、当時としては前例のないスケールで編まれました。ガザン・ハンの命によって着手され、豊富な挿絵(ミニアチュール)とともに写本が作られた点でも独特の存在感を持ちます。
政治面では財政改革や農業振興にも取り組みましたが、晩年は政争に巻き込まれ、ウルジェイトゥ・ハンの死後に反逆罪で処刑されました。その著作は中央アジア・モンゴル史の最重要史料として現在も高く評価されています。
使い方・例文
ラーシド・ウッディーンの『集史』は、モンゴル帝国史や中世イスラーム史を研究する際に欠かせない一次史料として参照されています。
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