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ユリウス暦とは?

ゆりうすれき

ユリウス暦とは、古代ローマユリウス・カエサルが紀元前46年に制定した太陽暦で、現在のグレゴリオ暦の直接の前身となる暦法です。

ユリウス暦(Julian Calendar)は、紀元前46年にローマ政治家将軍ユリウス・カエサル(Julius Caesar)が導入した太陽暦です。エジプトのアレクサンドリアで活躍した天文学者ソシゲネスの助言を受けて設計されたとされており、それ以前の複雑なローマ暦に代わって導入されました。

ユリウス暦の基本設計は、1年を365日とし4年に1度の閏年(366日)を設けるシンプルな構造です。これにより1年の平均長を365.25日と定めました。12か月の構成も現在の暦とほぼ同じで、7月(July)はカエサルにちなんで名づけられています。

この暦の問題点は、実際の太陽年(約365.2422日)との差が1年に約11分あることです。この誤差は400年で約3日に積み重なり、春分の日が徐々に前にずれていきました。そのためキリスト教世界で重視されていた復活祭の日付の問題が生じ、1582年にグレゴリオ13世がグレゴリオ暦への改暦を行いました。

ユリウス暦は西ヨーロッパでは16〜17世紀にかけてグレゴリオ暦に置き換えられましたが、ロシア正教会などは20世紀初頭まで使用し続けました。現在でも一部の正教会では典礼暦として用いられています。歴史研究では「ユリウス日(JD)」という形で天文・暦学の基準として活用されています。

使い方・例文

歴史上の出来事を調べるとき、16世紀以前のヨーロッパの文書に記された日付はユリウス暦に基づいているため、現行のグレゴリオ暦に換算すると数日のずれが生じることに注意が必要です。

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