ヤマトヌマエビとは?
やまとぬまえび
ヤマトヌマエビは日本を含む東アジアに生息する淡水エビで、水槽内のコケを旺盛に食べることから観賞魚飼育の定番コケ取り生体として人気があります。
ヤマトヌマエビ(学名:Caridina multidentata)は、テナガエビ科カワリヌマエビ属に分類される淡水エビです。日本(主に西日本・南西諸島)、台湾、朝鮮半島南部などの河川や渓流に分布し、自然環境では清流の岩陰や植物の根元などに生息しています。
体長はオスで約3〜4cm、メスは約5〜6cmと比較的大型で、透明感のある体に青灰色の斑点模様が並ぶのが特徴です。雑食性で藻類・有機物・微生物などを食べます。
観賞魚の世界では「コケ取りエビ」として非常に有名で、水槽内に発生するコケ(特に糸状藻や藍藻)を活発に摂食するため、アクアリウムの維持管理に欠かせない存在として広く普及しています。ミナミヌマエビと並んでアクアリウム入門者にも人気の生体です。
繁殖の観点では、ヤマトヌマエビは両側回遊性をもち、幼生が汽水域(海水と淡水が混じる水域)で成長する必要があるため、純淡水の水槽内での繁殖は極めて困難です。このため、観賞用の個体は主に野生採集品や養殖場からの供給に頼っています。水温・水質の変化には比較的強いものの、農薬や銅イオンには非常に敏感で注意が必要です。
使い方・例文
水草水槽にヤマトヌマエビを数匹投入したところ、1週間で壁面や葉についていた緑色の糸状コケがきれいに消えた、という飼育報告はアクアリウム愛好家の間でよく聞かれます。
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