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ヤマコウモリとは?

やまこうもり

日本に生息するコウモリの中では大型の部類に属し、山地の森林に生息して樹木の洞などを棲家とする種です。

ヤマコウモリ(学名:Nyctalus aviator)は、翼手目ヒナコウモリ科に属するコウモリで、日本では北海道から九州にかけて分布します。その名の通り山地や丘陵地の森林に生息しており、日本に生息するコウモリの中では比較的大型の種類です。

体長は7〜9センチメートルほど、翼開張は40センチメートルを超えることもあります。体毛は光沢のある赤褐色から茶褐色で、日本産コウモリの中では際立って大きく見えます。棲みかとしては樹木の洞(うろ)や樹皮の隙間を好む傾向があり、老木や大木が残る自然林に依存しています。

夜行性で、日没後に林内や林縁を素早く飛行しながら昆虫を捕食します。飛行速度が速く、比較的高い場所を飛ぶ習性があります。単独または小さなグループで生活し、冬は木の洞などで冬眠します。

ヤマコウモリは成熟した自然林に依存するため、森林伐採や老木の減少が生息地の喪失に直結します。環境省のレッドリストでは地域によって準絶滅危惧などに分類されており、森林生態系の健全性を示す指標種としても注目されています。生物多様性保全の観点から、老木を残す森林管理の重要性を示す存在でもあります。

使い方・例文

「ヤマコウモリは老木の多い山地の自然林を生息地とするため、森林保全の状態を調べる生態調査で存在の有無が重要な指標となることがあります。」

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