アブラコウモリとは?
あぶらこうもり
日本全国に生息する最も身近なコウモリで、夕暮れ時に住宅地や公園の上空を素早く飛び回る姿が観察できます。
アブラコウモリ(学名:Pipistrellus abramus)は、翼手目ヒナコウモリ科に属するコウモリの一種です。日本では最も普通に見られるコウモリであり、北海道から九州・沖縄まで広く分布しています。
体長は4〜5センチメートル程度と小型で、体重は5〜9グラムほどしかありません。体毛は背面が褐色から黒褐色、腹面はやや淡い色をしています。夜行性で、日没後から夜間にかけて活動し、主に小型の昆虫を空中で捕食します。
アブラコウモリの大きな特徴は、人間の住環境に非常によく適応している点です。建物の屋根裏、軒下、雨戸の隙間などを棲家(ねぐら)として利用し、都市部の住宅地でも繁殖します。春から秋にかけて活動し、冬は温かい場所で冬眠します。
超音波(エコーロケーション)を使って暗闇の中を飛びながら昆虫を捕まえる能力を持ち、一晩で数百匹以上の蚊やユスリカなどを食べることから、農業や生活環境における害虫防除に貢献しています。一方、糞による家屋の汚損が問題となることもあります。日本では狩猟鳥獣ではなく、法律で保護されている動物です。
使い方・例文
「夕暮れ時に住宅街の上空を小さな影が素早く飛び回っているとき、それはアブラコウモリであることが多く、子どもたちの自然観察の対象になることもあります。」
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