モンシロチョウとは?
もんしろちょう
モンシロチョウとは、白い翅に黒い紋を持つ日本で最もよく見られるチョウの一種で、アブラナ科植物を食草とすることで知られます。
モンシロチョウ(紋白蝶、学名 Pieris rapae)は、チョウ目シロチョウ科に属するチョウで、日本全国に広く分布し、春から秋にかけて畑や公園、道端など身近な場所で見られます。翅の開張は45〜60mm程度で、白い翅の前翅に黒い紋(斑点)があることが名前の由来です。
幼虫はキャベツ、ブロッコリー、ダイコン、アブラナなどアブラナ科の植物の葉を食べるため、農業害虫として古くから知られています。メスは葉の裏側に細長い黄色い卵を一粒ずつ産みつけます。ふ化した幼虫(青虫)は葉を食べながら成長し、さなぎを経て成虫になります。一生のサイクルは気温によって異なりますが、春から夏にかけては約1か月で完結します。
モンシロチョウは年に複数回(春型・夏型など)発生します。春型は翅の黒い部分が少なく、夏型はより黒みが強い傾向があり、同じ種でも季節によって見た目が変わります。オスは白みが強く、メスは黄みを帯びた個体が多いなど、性差もあります。
成虫はアブラナ科の花やタンポポなどの花の蜜を吸います。紫外線を反射する翅の模様がオスがメスを識別する手がかりになることが研究で明らかになっており、昆虫の視覚と行動研究の題材としても注目されています。日本の小学校理科では生き物の観察や飼育実験のモデル生物として定番の存在です。
使い方・例文
「春になるとモンシロチョウがキャベツ畑の周りを飛んでいる」という光景は日本各地でよく見られます。理科の授業で「モンシロチョウの幼虫(青虫)を飼育して成虫になるまでを観察した」という使い方もされます。
この用語をシェア
最終更新: