メッセンジャー探査機とは?
めっせんじゃーたんさき
メッセンジャー探査機とは、NASAが打ち上げた水星の軌道探査機で、水星を周回しながら地表・磁場・大気を詳しく調査した宇宙機です。
メッセンジャー(MESSENGER)探査機は、NASAが2004年8月に打ち上げた水星探査機です。正式名称は「MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry, and Ranging」の略で、水星の表面・宇宙環境・地球化学・測距を目的とした探査ミッションを意味します。
水星は太陽に非常に近く、探査機を軌道に乗せるには太陽の重力を巧みに利用する重力アシストが必要です。メッセンジャーは地球・金星・水星を複数回フライバイしながら減速を重ね、2011年3月に水星の周回軌道に入りました。これは史上初の水星周回探査機です。
メッセンジャーが明らかにした主な成果には以下のものがあります。
- 北極付近のクレーター内部に水の氷が存在することの確認
- 水星表面が火山活動によって形成された痕跡の発見
- 水星磁場の詳細なマッピングと非対称性の解明
- 表面の化学組成(硫黄・マグネシウムなど)の分析
ミッションは2015年4月、燃料を使い果たした探査機が水星表面に落下する形で終了しました。その後継として欧日共同のベピコロンボ探査機が2018年に打ち上げられています。
使い方・例文
「メッセンジャー探査機のデータから、水星の北極付近に大量の水の氷が眠っていることが確認された」というように、水星科学や太陽系探査の話題で用いられます。
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