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メサンギウム細胞とは?

めさんぎうむさいぼう

メサンギウム細胞とは、腎臓の糸球体内に存在する特殊な細胞で、毛細血管ループを支持するとともに炎症反応にも関わる多機能な細胞です。

メサンギウム細胞(mesangial cell)とは、腎臓のネフロンにある糸球体の毛細血管ループの間(メサンギウム領域)に存在する特殊な細胞です。平滑筋細胞と類似した性質を持ち、収縮能・貪食能・増殖能を合わせ持つ多機能細胞として知られています。

メサンギウム細胞の主な機能は以下のとおりです。

  • 構造的支持:糸球体毛細血管のループ構造を維持し、足場として機能する
  • 糸球体濾過の調節:収縮することで毛細血管の断面積を変化させ、糸球体濾過面積を調節する
  • 貪食機能:糸球体内に蓄積した免疫複合体や老廃物を取り込み清掃する
  • サイトカイン産生:炎症刺激に応じてサイトカインや成長因子を分泌し、周囲の細胞と相互作用する

病態との関連では、糸球体腎炎(特にIgA腎症)において免疫複合体がメサンギウム領域に沈着し、メサンギウム細胞の増殖やメサンギウム基質の拡大が腎機能障害を引き起こします。糖尿病性腎症でもメサンギウム基質の増加(メサンギウム拡大)が特徴的な所見です。

腎生検の病理所見において、メサンギウム細胞増殖や基質拡大の程度は腎疾患の診断・重症度評価に重要な指標となります。

使い方・例文

「IgA腎症の病理では、メサンギウム細胞の増殖とIgAの沈着が糸球体に見られる」というように、腎臓病の病理学的説明で使われます。

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