ミヤマクワガタとは?
みやまくわがた
ミヤマクワガタとは、標高の高い涼しい山地に生息する日本在来のクワガタムシで、頭部の独特な突起と黄色い軟毛が特徴です。
ミヤマクワガタ(深山鍬形、学名:Lucanus maculifemoratus)とは、クワガタムシ科に属する日本在来の甲虫で、その名のとおり深い山(標高500〜1,500m程度の冷涼な山地)に多く生息します。日本全国に分布しますが、特に東北・北海道・中部地方の高地に個体数が多く、暑さに弱いため平地では夏の高温期に見られないことが多いです。
外見上の最大の特徴は雄の頭部に発達した「耳状突起」と呼ばれるエラ状の張り出しで、ほかのクワガタにはない独特のシルエットを形成します。また体全体が黄褐色の細かい毛で覆われており、新鮮な個体では金色に光って見えます。大顎は内歯が複数あり、ノコギリ状の形をしています。成虫の体長は雄で25〜78mm程度、雌で25〜40mm程度とされます。
生態面での特徴は以下のとおりです。
- 産卵・幼虫期:ブナ・ミズナラ・クヌギなどの朽ち木に産卵し、幼虫は3〜4年かけて成虫になる
- 成虫の寿命:野外では1〜2か月程度と比較的短命
- 活動時間:夜行性で日没後から活発に動き、樹液・腐果を好む
- 温度耐性:25℃以上が続く環境では弱りやすく、飼育時も冷却が必要とされる
国産クワガタの中でも人気が高く、採集・飼育の対象として長年親しまれています。ただし野外採集には採集地のルールや条例への配慮が必要です。
使い方・例文
ミヤマクワガタは夏の山岳キャンプや高原ドライブの際に、灯火採集(光に集まる習性を利用した採集)で出会えることがあります。
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