ミズスマシとは?
みずすまし
ミズスマシとは、水面をくるくると回転しながら素早く動く水生甲虫で、水面と水中の両方を感知できる複眼を持つユニークな昆虫です。
ミズスマシ(水馬・豉虫)は昆虫綱コウチュウ目ミズスマシ科に属する甲虫の総称です。日本には数十種が生息しており、池・川・水田などの水面で群れをなしてくるくると旋回する動きが名前の由来とされています。体長は種類によって異なりますが、一般的なオオミズスマシで約1.5センチメートル程度です。
ミズスマシの最大の特徴は、その眼にあります。複眼が上下に分かれており、水面より上の空中と水中を同時に見ることができるという、昆虫の中でも非常に珍しい構造を持っています。これにより、水面の天敵と水中の獲物を同時に監視できます。
生態面での特徴は以下の通りです。
- 表面張力を利用して水面を高速で移動し、旋回・急転換が得意
- 中脚・後脚が平たいオール状で、水面移動に適した構造
- 小型の水生昆虫や水面に落ちた小動物を捕食する肉食性
- 危険を感じると水中に潜ることもできる
農薬や水質汚濁の影響を受けやすく、かつては各地の水辺で普通に見られましたが、現在は生息数が減少している地域もあります。その独特な動きから、理科の授業や自然観察の場でもよく取り上げられる昆虫です。
使い方・例文
「池の水面でミズスマシの群れが忙しそうにくるくると回っていた」「ミズスマシの複眼は上下に分かれていて、空中と水中を同時に見られる珍しい構造だ」のような場面で登場します。
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