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ミイデラゴミムシとは?

みいでらごみむし

ミイデラゴミムシとは、外敵に向けて高温の臭い液体を「爆発音」とともに噴射する、独特の防衛手段を持つ甲虫です。

ミイデラゴミムシ(学名:Pheropsophus jessoensis)は、コウチュウ目オサムシ科に属する甲虫の一種で、日本をはじめ東アジアに広く分布します。「三井寺」の地名に由来する名前を持ちますが、寺の境内に特別多いわけではなく、水田周辺や草地、やや湿った環境に生息します。

この虫の最大特徴は、脅威を感じると腹部末端から高温(約100℃に達する)の刺激性液体を「パン」という爆発音とともに噴射する防衛機構にあります。この現象は「爆撃」とも呼ばれ、生化学的な反応に基づいています。体内でヒドロキノンと過酸化水素が混合・触媒反応を起こし、瞬間的に沸点に達した液体(ベンゾキノンを含む)が噴射されます。噴射は連続して繰り返すことができ、捕食者に対して高い抑止力を発揮します。

この仕組みの特徴を整理すると次のようになります。

  • 噴射液は約100℃の刺激性ガス状液体
  • 腹部にある一対の噴射室から放出される
  • 方向をある程度コントロールできると考えられている
  • ヒキガエルなどの天敵に飲み込まれても噴射して脱出した事例が報告されている

この特異な防衛機構は進化生物学や生化学の観点から広く研究されており、教科書でもしばしば紹介されます。なお、人体に触れると皮膚がかぶれることがあるため、見かけても素手で触れないよう注意が必要です。

使い方・例文

田んぼや草むらでミイデラゴミムシを手で捕まえようとすると、「パン」という音とともに熱い液体を噴きかけられることがあります。この防衛反応は昆虫の中でも特に精巧な化学兵器として知られています。

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