マーレー川とは?
まーれーがわ
マーレー川はオーストラリア最長の河川で、大陸南東部を横断して農業・生態系・水資源の面でオーストラリア経済を支える大動脈です。
マーレー川(Murray River)は、オーストラリア大陸南東部を流れる全長約2,508kmの河川で、ニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・南オーストラリア州の3州を横断し、グレート・オーストラリア湾に近いエンカウンター湾へ注ぎます。支流のダーリング川と合わせたマーレー・ダーリング流域は、オーストラリア最大の河川流域を形成しています。
この流域はオーストラリアの穀倉地帯として重要で、小麦・ブドウ・綿花・果物などの農業生産が盛んです。流域内の貯水池と灌漑システムはオーストラリアの農業用水の大部分を供給しており、食料安全保障において欠かせない役割を担っています。
一方で、過剰な取水・農業排水による塩類化・藻類の大量発生など、深刻な環境問題も抱えています。これを受けてオーストラリア政府はマーレー・ダーリング流域計画を策定し、環境流量の確保と持続的な水資源管理に取り組んでいます。
生態系の面では、マーレー川はユニークな在来種の宝庫でもあります。マーレーコッドやゴールデンパーチなど固有の淡水魚が生息するほか、水辺のレッドガムのユーカリ林は多くの野鳥や爬虫類の生息地となっています。先住民族アボリジナルの人々にとっても、マーレー川は長い歴史を通じて生活と文化の中心地でした。
基本データ
| 長さ | 2,530 km |
|---|
出典:Wikidata
使い方・例文
「マーレー川流域はオーストラリアの農業生産を支える重要な水源だ」のように、オーストラリアの地理・環境・農業の文脈で使われます。
この用語をシェア
最終更新: