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マルハナバチ属とは?

まるはなばちぞく

マルハナバチ属とは、丸みを帯びた体に密な毛を持つ大型のハチの仲間で、花粉媒介(送粉)において重要な役割を果たす社会性昆虫です。

マルハナバチ属(学名:Bombus)は、ハチミツバチ科に属する昆虫の属で、世界に250種以上が知られています。名前の通り丸々とした体型と、黄・黒・橙・白などのし模様の密な毛が特徴で、体長は種によって異なりますが1〜2センチメートル程度のものが多いです。

マルハナバチは社会性昆虫で、女王蜂・働き蜂・雄蜂からなるコロニーを形成します。ただしミツバチと異なり、コロニーは春から秋の一年限りで、冬には女王蜂だけが越冬します。春になると越冬した女王蜂が単独で巣を作り始め、夏にかけてコロニーが成長します。

生態的に特に重要なのが送粉者(ポリネーター)としての役割です。マルハナバチは低温でも活動でき、振動を利用して花粉を集める「バズ・ポリネーション(振動送粉)」ができるため、トマトやナスなど特定の作物の受粉に欠かせません。農業分野では施設栽培のトマト受粉用にセイヨウオオマルハナバチが利用されてきましたが、日本での外来種問題(在来種への影響)が指摘され、現在は使用が規制されています。

近年、生息地の減少や農薬使用などにより世界各地でマルハナバチの個体数減少が報告されており、生態系保全の観点から注目されています。

使い方・例文

春の野山でブンブンと低い羽音を立てながら花から花へ飛び回る丸くてふわふわした大きなハチを見かけたら、それはマルハナバチの仲間です。トマトの温室栽培でも、受粉のためにマルハナバチが活用される場面があります。

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