マテリアルリサイクルとは?
まてりあるりさいくる
廃棄物を燃やしてエネルギーに変えるのではなく、素材や原材料としてそのまま再利用・再製品化するリサイクルの方式です。
マテリアルリサイクルとは、廃棄物を焼却してエネルギーを取り出す「サーマルリサイクル」や、化学分解して原料に戻す「ケミカルリサイクル」とは異なり、廃棄物の素材・材料としての性質を活かしてそのまま再製品化・再利用するリサイクル手法です。循環型社会における廃棄物の有効活用手段として最も優先度が高い方式のひとつとされています。
代表的なマテリアルリサイクルの例には以下があります。
- 古紙の再生紙化:回収した紙を溶解・脱墨し、新たな紙製品に加工する
- ガラスびんのカレット化:回収びんを粉砕してガラス原料(カレット)として再溶融・成形する
- スチール・アルミ缶の再溶融:金属缶を溶かして新たな金属製品の原料にする
- ペットボトルの繊維・シート化:ペットボトルを細かく砕いてペレット化し、繊維や包装材に再生する
- 廃プラスチックのペレット化・再成形:廃プラを溶融して再度プラスチック製品に加工する
マテリアルリサイクルは素材の品質劣化が伴う「ダウンサイクル」と、同等以上の品質製品に再生する「アップサイクル」に分類されることもあります。品質を維持するためには分別収集の徹底と不純物の除去が重要です。
循環型社会形成推進基本法では、再使用(リユース)の次に優先される廃棄物対策としてマテリアルリサイクルが位置付けられており、各種リサイクル法(容器包装リサイクル法・家電リサイクル法など)がその推進を支えています。
使い方・例文
家庭で分別して出したペットボトルが回収・選別工場を経て繊維工場に送られ、フリースジャケットや作業着の原料として生まれ変わるのは、マテリアルリサイクルの典型的な事例です。
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