マイマイカブリとは?
まいまいかぶり
マイマイカブリとは、カタツムリを捕食することに特化した大型の地上性甲虫で、日本固有種として知られます。
マイマイカブリ(蝸牛被)は、コウチュウ目オサムシ科に属する昆虫で、学名はCarabus blaptoidesです。体長は30〜45mm程度と日本最大級のオサムシのひとつであり、光沢のある黒や青紫色の美しい外骨格を持ちます。
その名前の由来は、カタツムリ(マイマイ)の殻に頭を突っ込んで中身を食べる捕食行動にあります。細長い頭部と首はまさにこの捕食スタイルに適応した形態であり、一般的な甲虫とは異なる独特のシルエットを形成しています。
本種は日本固有種で、北海道から九州にかけて広く分布しています。ただし地域によって亜種が異なり、体色や体型に地域差が見られます。主に林縁や山地の落葉広葉樹林に生息し、夜行性で地表を歩き回りながらカタツムリのほか、ミミズや小型昆虫なども捕食します。
成虫は翅を持ちながら後翅が退化しており、飛ぶことができません。このため移動範囲が限られ、地域ごとに独自の進化を遂げた亜種が多く存在します。環境省のレッドリストでは地域個体群として一部の亜種が注目されており、自然環境の保全指標生物としても重視されています。
使い方・例文
夜間に山道を歩くと、落ち葉の上をマイマイカブリがゆっくり移動しているのを見かけることがあります。昆虫採集の対象として人気が高く、その美しい光沢と大きな体格から標本としても珍重されます。
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