ポーセレナイトとは?
ぽーせれないと
ポーセレナイトとは、チャート(珪岩)が熱変成を受けてできた、磁器のような外観をもつ珪質岩石のことです。
ポーセレナイト(porcelanite)は、珪質堆積岩(チャートや珪質泥岩)が熱変成を受けて生成される岩石で、その滑らかで緻密な質感が陶磁器(ポーセレン)に似ていることからこの名がつきました。
生成のしくみとしては、石炭や油田層に接した地層がマグマの熱や地熱によって焼かれたり、自然発火した炭田の熱によって周囲の珪質岩が再結晶化・変質したりすることが知られています。特に石炭層の自然燃焼に伴う「パロゴナイト化」と並ぶ熱変成の産物として地質学で扱われます。
特徴としては以下が挙げられます。
- 磁器に似た滑らかな表面と貝殻状の割れ口(貝状断口)
- 珪酸分(SiO₂)に富み、硬度が高い
- 灰白色〜褐色の色調
- 産状は薄い層状または塊状
石油地質学や構造地質学の野外調査では、ポーセレナイトの存在が古い炭田や熱水活動の痕跡を示す指標岩として活用されます。また、北米の先住民が石器素材として利用した記録もあり、考古学的な文脈でも登場します。
使い方・例文
地質調査で「この地層にポーセレナイトが見られる」と言えば、かつてその場所が高温にさらされた証拠として、近くに石炭層や火成活動の痕跡がある可能性を示します。
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