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セレンとは?

せれん

人体に微量必要な必須微量元素で、抗酸化酵素の構成成分として細胞を酸化ストレスから守る重要な栄養素です。

セレン(元素記号: Se、原子番号34)は、人体に微量ながら必須な「必須微量元素」の一つです。体内ではアミノ酸のシステインに組み込まれた形(セレノシステイン)で、抗酸化酵素であるグルタチオンペルオキシダーゼやチオレドキシン還元酵素などの活性中心を構成しています。

セレンの主な生理的役割を整理します。

  • 抗酸化作用: 活性酸素(フリーラジカル)を除去する酵素の構成成分として、細胞・DNAの酸化ダメージを防ぐ
  • 甲状腺ホルモンの代謝: 甲状腺ホルモンの活性化・不活性化に関わる酵素(ヨードチロニン脱ヨード酵素)にも必須
  • 免疫機能: 免疫細胞の機能維持に関与するとされる
  • 生殖機能: 精子の運動性や生殖機能の維持に関係する

食品中では、魚介類(特にマグロ・カツオ)、肉類、卵、ナッツ(ブラジルナッツは特に豊富)に多く含まれます。土壌中のセレン含量が地域によって異なるため、農産物のセレン量には地域差があります。

欠乏症としては心筋障害(克山病)や甲状腺機能異常が知られています。一方、過剰摂取は毒性(セレン中毒)を引き起こすため、サプリメントでの大量摂取には注意が必要です。日本人の食事摂取基準では、成人の推定平均必要量・推奨量が設定されています。

使い方・例文

マグロやカツオを日常的に食べている日本人は、食事からセレンを比較的安定して摂取できています。一方、セレン含量の低い土壌が広がる地域では食物からの摂取量が少なく、欠乏症のリスクが高まることが知られています。

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