チャートとは?
ちゃーと
チャートとは、二酸化ケイ素(シリカ)を主成分とする非常に硬い堆積岩のことです。
チャートは、海洋に堆積した放散虫や珪藻などの珪質生物の殻が長い年月をかけて圧密・固結してできた堆積岩です。主成分は二酸化ケイ素(SiO₂)で、モース硬度は7と高く、鋭い割れ口をもちます。
チャートは深海底で形成されることが多く、プレートの移動によって陸地に運ばれます。日本列島のような付加体地形では、海洋プレートが大陸プレートに沈み込む際に剥ぎ取られたチャート層が随所に見られます。赤・緑・灰・黒など様々な色を示し、含まれる鉄分や有機物の量によって色調が変化します。
地質学的に重要な特徴としては、次の点が挙げられます。
- 非常に硬く風化に強いため、山地に尾根や岩峰を形成する
- 内部に含まれる放散虫化石によって年代や古環境が推定できる
- 日本では秩父帯・美濃帯・丹波帯などの付加体地帯に分布する
- 石器時代には打製石器の素材としても利用された
チャートは地球の長大な歴史と海洋の変遷を記録した岩石であり、プレートテクトニクス研究において欠かせない手がかりとなっています。
使い方・例文
地質調査で「この尾根はチャートでできている」と言うように、硬くて緻密な岩体が尾根や崖を形成している場面で登場します。
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