泥岩とは?
でいがん
泥岩とは、泥(シルトや粘土)が長い年月をかけて堆積・圧縮・固化してできた堆積岩のことです。
泥岩(でいがん、mudstone/mudrock)は、粒径が非常に細かい泥(シルト+粘土)が水中で堆積し、上部の重みによって圧密され、さらに続成作用(固化)を経て岩石になったものです。堆積岩の一種であり、地球の大陸地殻の堆積物の中で最も体積が多い岩石の一つとされています。
泥岩の分類にはいくつかのバリエーションがあります。
- シルト岩:シルト(粒径0.004〜0.06mm)が主体のもの
- 粘土岩(クレイストーン):粘土(粒径0.004mm以下)が主体のもの
- 頁岩(けつがん/シェール):薄く層状に剥がれやすい特徴を持つ泥岩の一種。シェールガスの母岩としても知られる
泥岩は一般に灰色・黒色・赤褐色などを呈し、黒色泥岩には有機物が豊富に含まれることがあります。化石の保存状態が良いことで知られ、アンモナイトや葉の印象化石など多くの古生物学的資料が泥岩から発見されています。
工学・土木の面では、泥岩は水を吸収すると膨張・軟化しやすく、掘削や地盤工事で扱いが難しい素材です。トンネル工事やダム建設では泥岩の性質が地盤の安定性に大きく影響するため、事前の地質調査において重要な対象岩石となります。
使い方・例文
地質図で河川の下流や海岸付近に「泥岩層」と記され、化石採集の愛好者が泥岩の露頭でアンモナイトを探す場面で登場します。
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