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ミロナイトとは?

みろないと

ミロナイトとは、断層帯での強い剪断変形によって細粒化・葉理化した変形岩の一種で、地殻の断層運動の歴史を記録する重要な岩石です。

ミロナイト(mylonite)とは、断層帯や剪断帯において岩石が強い塑性変形(延性変形)を受け、著しく細粒化・葉理化した変形岩のことです。ギリシャ語の「粉砕する(mylos:石臼)」に由来する名称で、かつては純粋な砕砕による粉砕岩と解釈されていましたが、現在は延性的な流動変形が主体であることが分かっています。

ミロナイトの形成環境は、地殻深部(数km以深)の比較的高温・高圧条件下にある断層帯です。この環境では岩石が脆性破壊ではなく延性的に変形し、鉱物の再結晶化が起こりながら細粒化が進みます。

ミロナイトの特徴として次の点が挙げられます。

  • 強い葉理(面構造)と線構造を持つ
  • 鉱物の再結晶による均質な細粒組織
  • 眼球状構造(アウゲン)と呼ばれる残留斑状変晶を含む場合がある
  • 変形の強度によってプロトミロナイト・ミロナイト・ウルトラミロナイトに細分される

ミロナイトの研究は、過去の断層運動の変位量・方向・深度・変形速度などを明らかにする手がかりとなります。プレートテクトニクスや地殻変動の歴史を解明するうえで、構造地質学において重要な研究対象です。

使い方・例文

大規模な衝上断層や横ずれ断層の深部に沿って分布するミロナイト帯は、地質調査やボーリングコアの解析において断層活動の証拠として認識されます。剪断センスを示す微細構造から運動方向を推定できます。

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