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蒸発岩とは?

じょうはつがん

蒸発岩とは、海水や湖水などが蒸発・濃縮することで溶存していた塩類が析出・堆積してできた岩石の総称です。

蒸発岩(じょうはつがん、Evaporite)は、塩湖・浅海・閉鎖的な内湾などで水が蒸発により失われ、溶け込んでいたミネラル分が飽和・析出して堆積した岩石です。化学堆積岩の一種で、岩塩(ハライト)・石膏(ジプサム)・硬石膏(アンハイドライト)・カリ塩(カリウム塩)などが代表的な構成鉱物です。

蒸発岩の形成には、水の蒸発量が流入量を上回る乾燥した気候環境が必要です。海水が閉鎖的な盆地に閉じ込められ、蒸発が進むと濃度が上がり、溶解度の低いものから順に析出します。一般的な析出順序は、炭酸塩(石灰岩)→硫酸塩(石膏)→塩化物(岩塩)→カリ塩・臭化物の順です。

蒸発岩の主な種類と特徴は以下の通りです。

  • 岩塩:塩化ナトリウムが主成分で、食塩の採掘源として利用される
  • 石膏・硬石膏:硫酸カルシウム系で、建材(プラスター)・肥料に使われる
  • カリ塩:カリウム源として化学肥料の原料に使われる

蒸発岩はしばしば石油・天然ガス鉱床の上部をキャップロックとして封じる役割を果たし、石油地質学でも重要視されます。また地下に厚く堆積した蒸発岩層は塩丘(ダイアピル)を形成することがあり、核廃棄物の地下処分場候補地としても研究されています。

使い方・例文

「死海やアメリカのグレートソルトレイクは蒸発岩が形成されやすい環境の代表例で、岸辺に白い岩塩の結晶が析出している様子が観察できます」という形で、地理・地質学の解説に登場します。

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