ポリ乳酸とは?
ぽりにゅうさん
ポリ乳酸とは、植物由来の乳酸を重合して作られる生分解性プラスチックで、環境への負荷が低いバイオプラスチックの代表格です。
ポリ乳酸(英語:Polylactic acid、略称:PLA)は、トウモロコシやサトウキビなどの植物から得られる乳酸を原料として作られる高分子材料です。従来の石油由来プラスチックとは異なり、再生可能な植物資源を原料とするバイオベースプラスチックであり、かつ微生物によって水と二酸化炭素に分解される生分解性を持つことが大きな特徴です。
ポリ乳酸の製造プロセスは、まず植物由来のデンプンや糖を発酵させて乳酸を生産し、その乳酸を化学的に重合(つなぎ合わせ)することで高分子化します。できあがったポリ乳酸は透明感があり、適度な剛性を持つ素材です。
ポリ乳酸は以下のような分野で活用されています。
- 食品容器・包装フィルム・レジ袋などの使い捨て製品
- 3Dプリンターの造形材料(フィラメント)
- 縫合糸やスクリューなどの医療用生体吸収材料
- 農業用マルチフィルム
ただし、ポリ乳酸が効率よく分解されるには高温・高湿の工業的堆肥化施設が必要であり、家庭のゴミ箱や自然環境中ではなかなか分解されません。耐熱性が低く変形しやすいという弱点もあるため、用途に応じた改良素材の開発も進められています。プラスチック問題への解決策として期待が高まる一方、適切な処理インフラとの組み合わせが普及の鍵となっています。
使い方・例文
コンビニのサラダ容器や3Dプリンターの材料として、ポリ乳酸製の製品が広く流通しています。医療現場では、体内で自然に溶ける縫合糸として使われることもあります。
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