ボールねじとは?
ぼーるねじ
ボールねじとは、ねじ軸とナットの間に多数の鋼球(ボール)を介在させ、回転運動を高効率で直線運動に変換する精密機械要素です。
ボールねじは、ねじ軸(スクリュー)とナットのらせん溝の間に鋼球を循環させることで、回転運動を直線運動に、あるいはその逆に変換する機械要素です。通常のすべりねじと異なり、転がり接触のため摩擦係数が非常に小さく、伝達効率は90〜98%程度にのぼります。
構造は、精密に加工されたらせん溝をもつねじ軸、同じく溝をもつナット、溝内を転がる多数の鋼球、そして鋼球を循環させるリターンチューブまたはデフレクターで構成されます。ナットが軸方向に移動する際、鋼球はらせん溝を転がりながらリターン機構を通じて循環し続けます。
主な特徴を挙げると以下のとおりです。
- 高効率:動力損失が少なく省エネルギー
- 高精度:バックラッシュをほぼゼロに調整可能
- 長寿命:転がり接触によりすべりねじより摩耗が少ない
- 高速送り:低摩擦で高速動作が可能
工作機械(マシニングセンタ、旋盤)のテーブル送り機構、産業用ロボット、半導体製造装置、医療機器など、高精度の位置決めが求められる場面で広く使われています。精密部品であるため、異物混入や適切な潤滑管理が重要な保守ポイントとなります。
使い方・例文
CNCマシニングセンタのX・Y・Z各軸の送り機構にボールねじが使われており、0.001mm単位の精密な位置決めを実現しています。
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