ボーキサイトとは?
ぼーきさいと
ボーキサイトとは、アルミニウムの原料となる岩石で、酸化アルミニウム(アルミナ)を主成分とする鉱石のことです。
ボーキサイト(bauxite)は、酸化アルミニウム(Al₂O₃)を主成分とする岩石状の鉱石で、アルミニウム製錬の唯一の主要原料です。名称はフランス南部の産地「レ・ボー(Les Baux)」に由来します。
ボーキサイトは熱帯・亜熱帯の高温多湿な環境で長期間にわたって岩石が風化・溶脱することで形成されます。この過程でケイ素や鉄などの成分が洗い流され、アルミナが濃縮されて蓄積します。外見は赤褐色・白色・黄色など多様で、土状または塊状の形態をしています。
精錬工程は大きく2段階に分かれます。
- バイヤー法:ボーキサイトを苛性ソーダで処理してアルミナ(酸化アルミニウム)を抽出する
- ホール・エルー法:アルミナを溶融塩電解してアルミニウム金属を得る
世界の主要産出国はオーストラリア、ギニア、中国、ブラジル、インドなどで、埋蔵量・産出量ともに上位を占めます。アルミニウムは軽量・耐食性・導電性に優れるため、航空機・自動車・建材・飲料缶など現代産業のあらゆる分野で欠かせない素材です。ボーキサイトは21世紀の産業基盤を支える戦略的な資源として、国際的な資源安全保障の観点からも注目されています。
使い方・例文
飲料用のアルミ缶や航空機の機体フレームは、もとをたどればボーキサイト鉱山から採掘された鉱石を精錬して作られたアルミニウムです。
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