酸化アルミニウムとは?
さんかあるみにうむ
酸化アルミニウムとは、アルミニウムと酸素が結合してできた白色の化合物で、アルミナとも呼ばれる工業的に重要な物質です。
酸化アルミニウム(化学式:Al₂O₃)は、アルミニウム原子2個と酸素原子3個からなる無機化合物です。「アルミナ」という名称でも広く知られており、自然界ではコランダムと呼ばれる鉱物として産出します。コランダムのうち赤色のものがルビー、青色のものがサファイアであり、宝石としても親しまれています。
酸化アルミニウムは融点が約2050℃と非常に高く、硬度もモース硬度9と極めて高い物質です。また、電気絶縁性に優れ、化学的に安定しているため、酸やアルカリとも反応しにくい性質(両性酸化物は例外的に強酸・強塩基と反応する)を持ちます。
工業的な用途は多岐にわたります。
- アルミニウム製錬の原料(ボーキサイトから精製したアルミナを電気分解)
- 研磨剤・砥石材料(高硬度を活かす)
- 耐火材料・セラミックス(高融点・耐熱性を活かす)
- 半導体や電子部品の絶縁基板
- 医療・歯科用セラミックスの素材
アルミニウムの表面には自然に薄い酸化アルミニウムの皮膜が形成されており、これがアルミニウム製品の耐食性を高めています。アルマイト加工はこの皮膜を人工的に厚くする処理です。
使い方・例文
アルミ缶や航空機部品の表面処理、砥石の研磨材、人工宝石の原料など、身近なところから高度産業まで幅広く登場する物質です。
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