コランダムとは?
こらんだむ
コランダムとは、酸化アルミニウムからなる鉱物で、ルビーとサファイアの母体となる非常に硬い宝石鉱物です。
コランダム(corundum)は、酸化アルミニウム(Al₂O₃)を主成分とする酸化鉱物で、三方晶系に属します。モース硬度9と非常に高く、ダイヤモンド(硬度10)に次ぐ硬さを持ちます。無色透明から様々な色を示し、含まれる微量元素の種類によって色が決まります。
コランダムは宝石として有名な二種を生み出します。
- ルビー:クロムを含み、鮮やかな赤色を呈するもの。ピジョンブラッドと呼ばれる深紅色が最高品質とされる
- サファイア:鉄・チタン・クロムなど様々な元素を含み、青色をはじめ、黄・ピンク・緑・紫・オレンジなど多彩な色のものを指す(赤以外のコランダム宝石の総称)
工業的にも重要で、天然および合成コランダムは研磨材(エメリーペーパー、研磨砥石)として広く使われます。「エメリー」はコランダムを主成分とする岩石で、古くから砥石・研磨材に利用されてきました。
コランダムの産地はミャンマー・スリランカ・タイ・カンボジア・マダガスカル・オーストラリアなど多岐にわたります。高温の変成岩や火成岩(ペグマタイト・玄武岩)中に産出するほか、沖積堆積物からも採取されます。
高硬度・高融点・化学的安定性から、宝石用途以外にも光学部品・半導体基板(サファイア基板)など先端材料としても注目されています。
使い方・例文
宝石学の授業でルビーとサファイアの違いを学ぶ際「どちらもコランダムという同じ鉱物で、色の違いは含まれる不純物による」という文脈で登場します。
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