ホウボウ科とは?
ほうぼうか
ホウボウ科とは、胸びれの一部が指状に変化した独特の体形を持つ海水魚のグループで、海底を歩くように移動することで知られる魚の仲間のことです。
ホウボウ科(Triglidae)は、スズキ目に属する海水魚の科で、世界中の温帯・熱帯の海域に広く分布しています。日本近海にもホウボウ・カナガシラなどの種が生息しており、食用魚としても親しまれています。
最大の特徴は、胸びれの下部が独立した「指状突起(遊離軟条)」に変化していることです。通常3本のこの突起を使って海底を歩いたり、砂や泥の中の甲殻類・小魚・多毛類などを探り出したりします。この行動は魚類の中でも非常に珍しく、触覚器官として機能していると考えられています。
また、ホウボウ類は浮き袋を収縮させて音を出すことでも知られています。「ホウボウ」という名前もこの鳴き声(「ほうぼう」という音)に由来するとされています。頭部は大きく骨質の硬い甲に覆われており、外見的にも他の魚と大きく異なる独特の姿をしています。
体長は種によって異なりますが、多くは20〜40センチ程度で、大きなものは50センチを超えることもあります。食用としての評価は高く、刺身・煮付け・鍋物など様々な料理に使われます。特に冬場のホウボウは脂が乗り、高級魚として扱われることもあります。
使い方・例文
鮮魚店や水族館で「胸びれが翼のように広がった赤みがかった魚」として展示・販売されており、海鮮料理の食材としても登場します。
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