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ペドカルとは?

ぺどかる

ペドカルとは、乾燥・半乾燥地域に分布し、炭酸カルシウムが土壌中に集積しやすいことを特徴とする土壌の区分のことです。

ペドカル(pedocal)とは、土壌科学における分類概念の一つで、乾燥・半乾燥気候下に発達する土壌群を指します。年間降水量が蒸発散量を下回る地域では、雨水が地下深くへ浸透しにくいため、炭酸カルシウム(石灰)などの塩類が土壌の中〜下層に集積します。この特徴的な石灰集積層(カリシェとも呼ばれます)の存在がペドカルの定義上の鍵となります。

ペドカルは、湿潤地域の土壌であるペダルファーと対比される概念として20世紀初頭に提唱されました。分布地域は北米のグレートプレーンズ西部、中央アジアのステップ、オーストラリア内陸部など、概ね乾燥・半乾燥の草原・砂漠地帯です。

ペドカルに属する主な土壌には以下が含まれます。

  • チェルノーゼム(黒土):ステップの半乾燥域
  • 栗色土・褐色土:より乾燥した草原
  • 砂漠土:極乾燥域
農業利用の観点では、石灰層が根の伸長を妨げたり水の浸透を制限したりする場合があり、灌漑農業には管理が必要です。一方で有機物が適度に蓄積された半乾燥域のペドカルは、小麦栽培などに適した肥沃な土壌となることもあります。

使い方・例文

北米のグレートプレーンズで農地を掘ると、地下数十センチに白っぽい硬い石灰層(カリシェ)が現れることがあります。これがペドカルの典型的な断面の特徴です。

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