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ペダルファーとは?

ぺだるふぁー

ペダルファーとは、湿潤な気候下で降水量が蒸発散量を上回り、アルミニウムや鉄酸化物が土壌中に残留・集積する土壌の区分のことです。

ペダルファー(pedalfer)とは、土壌地理学において湿潤〜亜湿潤気候下に発達する土壌グループを指す分類概念です。名称は「pedo(土壌)」「al(アルミニウム)」「fer(鉄:ラテン語ferrum)」を組み合わせた造語で、アルミニウムと鉄の酸化物が土壌中に相対的に集積することを示しています。

湿潤気候では降水量が蒸発散量を大きく上回るため、雨水が土壌を通じて浸透し溶脱(リーチング)が活発に起こります。この過程で炭酸カルシウムや可溶性塩類は洗い流される一方、溶脱されにくいアルミニウム・鉄の酸化物・水酸化物が土壌層に蓄積します。乾燥地域の土壌であるペドカルとは対比的な存在です。

ペダルファーに属する代表的な土壌としては次のものがあります。

  • ラテライト:熱帯多雨林下の高度溶脱土壌、鉄・アルミニウムが濃縮し赤褐色
  • ポドゾル:冷温帯針葉樹林下、酸性溶脱が顕著
  • 黄褐色・赤黄色土:温暖湿潤気候下の森林土壌
分布地域は北米東部、西ヨーロッパ、東アジアの湿潤地帯、熱帯雨林地域など広範囲にわたります。農業利用では、過度の溶脱で養分が失われやすいため、施肥や石灰施用による土壌改良が重要となります。

使い方・例文

東南アジアや西アフリカの熱帯雨林地帯では、ペダルファーの典型であるラテライトと呼ばれる赤い土が広がっています。農地として開墾しても養分の乏しい土壌になりやすい点が知られています。

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